約1世紀前の「幸福論」という本を読んでみた【普遍的価値】
幸福ってなに。
と考えていませんか?
1930年にイギリスを代表する思想家バートランド・ラッセル氏によって書かれた本『幸福論』の紹介です。
約1世紀も前に書かれている本のため、価値観が若干違ったり、突っ込みどころもいくつかありましたが、今でも通用する普遍的な考えが記載されていたため、ブログ内容にしようと決めました。
この本の結論からいうと、
「幸福な人とは、自己中心的ではない、客観的な生き方をし、自由な愛情と広い興味をもっている人である。すべきことは、興味を自己ではなく外にむけること。」でした。
さらに、日常的に幸福になるための考え方を6つ紹介します。
ではいきましょう!
日常で幸福になる6つの考え方
- 成功に執着しすぎない
- 興奮を追求することで退屈を避けない
- 妬まない(ねたまない)
- 熱意をもった関心事をもつ
- 安心感を育む
- 仕事に価値を感じる
1.成功に執着しすぎない
成功に執着しすぎない。
なぜなら、成功は幸福の一つの要素でしかないから。
例えば、成功を得るために他の要素を全て犠牲にした場合、あまりにも高い代価を支払うことにもなりかねません。
あなたが、成功のみに執着しすぎているのならば、成功できない状態は不幸のままです。
だから、私は「成功にとらわれず、成長にとらわれること」が重要だと考えます。成長に目を向け、常に努力して成長をしていく先に成功があるものです。
2.興奮を追求することで退屈を避けない
一定量の興奮は健康に良い。だが問題は分量。少ないと渇望感、多いと疲労を生む。
例えば、前日が楽しければ楽しいほど、翌朝は退屈になる。そしてより強い刺激が必要になる。
あなたも、このような経験はないですか?
退屈に耐える力をある程度持っていることは、幸福な生活にとって不可欠です。
3.妬まない(ねたまない)
他人と比較して物を考える習慣は不幸。
なぜなら、物をそれ自体としてみることができないから。
例えば、あなたが不自由しないだけの年収をもらっていたとする。本来は満足すべきだが自分より優秀とは思えない人が倍の年収をもらっていることを耳にすると不公平感に苛まれ始める。
この対応策は、無益なことは考えない習慣を身につけること。
現在、手に入る楽しみを満喫し自分よりも幸福だと思っている人たちとの比較をやめることが大切です。
4.熱意をもった関心事をもつ
熱意を持って関心を寄せるものが多いほど幸福になるチャンスが多くなる。
なぜなら、仮に一つ失っても別のものに頼ることができるから。
例えば田舎道を散歩している時、ある人は小鳥に興味を持ち、ある人は草木に、またある人は地質に興味を持つかもしれない。
なので、どれか一つに興味を覚えた人は趣味を覚えない人よりも幸福である。
人間は、関心を寄せる対象が多いほど、幸福になるチャンスが多くなる生き物です。
5.安心感を育む
安心感を抱いて人生に立ち向かう人は不安感を抱いて立ち向かう人よりも格段に幸福である。
なぜなら、自分が愛されてないと感じると臆病な絶望の中に沈み込んでしまい妬みや悪意を示すことで鬱憤を晴らすことにもなりかねないから。
例えば、こういう人々は概して自己中心的になり愛情のないことが彼らに不安感をさらに与えることになる。
私の経験上、安心感は人に与えれば自らにも返ってくるものであると考えます。与えて受けるそして与えるといった相互的なものが大切かなと思います。
6.仕事に価値を感じること
自己の能力を最大限に使う活動に従事し、それによって喜びを得る。
人によっては、退屈の予防策であったり、成長成功の機会を与えてくれる場であったり価値を感じることができます。
まとめ
- 成功に執着しすぎない
- 興奮を追求することで退屈を避けない
- 妬まない(ねたまない)
- 熱意をもった関心事をもつ
- 安心感を育む
- 仕事に価値を感じる
を紹介しました。
結局、幸・不幸かはあなたが決めることで
・悲観しても何も変わらない。
・ピンチのときこそ何かチャンスがある。
・不幸でも楽しむ。
といった考え方が大切なのかな。と私は考えます。