【子供を持つ親へ】「ほめ方、叱り方」の最新理論を分かりやすく紹介!

子育てしている親世代に向けて

・子供をどうやってほめたらいいの?
・子供をどう叱ったらいいの?
・ほめ方、叱り方の具体例を知りたい。

本記事では、そんな悩みを解決するため、

子育て本「ほめ方、叱り方」の最新理論を紹介します!

もくじ

  • 1.無条件子育ての3原則
  • 2.ほめ方の3つのポイント
  • 3.叱り方で1番重要な点
  • 4.子供への声かけ虎の巻

この記事を読むと、子供への声かけの良い所や悪い所、正しいほめ方や叱り方がわかりますよ。

本書の背景は、

  • 著者は名門オックスフォード日本人博士
  • 2020年発売後1年以内に10万部突破
  • アマゾン評価4.3と高く称賛コメント多数

とても信頼できる内容だと思います。

私も子供を持つ父で、共感と驚嘆するところが多かったため備忘録として残します。

本題に入る前に

子育てはよく”ほめて伸ばす”と聞きますが、

本書では

ほめる“という行為で褒美を与えることは、
その子の本当に”やりたいことの妨げ”になる可能性がある。

というインパクトある内容から始まっています。

その理由は

ほめるという行為は罰と同じように、無意識であったとしてもやり方によっては子どもの行動やモチベーションを外的にコントロールすることになるからです。

例えば、著者が教員になりたての頃、

「すごいね!早かったね!」とほめたその子は、毎回のように一目散に作業を終わらせ見せに来るようになりました。
時間をかけたり、自分の好きなようにアレンジすることもなく「早く終わらせる」ことだけに集中するようになってしまいました。

このように、ほめることは一見良さそうだが子供がほめられることに依存して、他に興味や挑戦しなくなる可能性があるということです。

では、どうしたらよいのか?

無条件子育ての3つの原則から紹介します。

無条件子育ての3つの原則

無条件子育ての3つの原則
1| ほめ方と叱り方に気をつける
2| 子どもに対するイメージ(見方)を見直す
3| 子どもにとって良きリーダーでいる

本書では5つの原則ですが、

この記事では私が最も重要だと思う3点をピックアップして紹介します。

原則1:ほめ方と叱り方に気をつける

ほめるときと叱るときはどちらも、能力や見た目に集中した声かけを避け、努力や経過に言及したり、子どもの行動について具体的に声をかけたりすることが重要です。

原則2:「子どもに対するイメージ」を見直す

実際には本来の成長段階にあった行動をとっているだけなのに、多くの人々が無意識に求めているのは、大人に「迷惑」をかけない子どもでいることなのです。

原則3:子どもにとってよきリーダーでいる

子育てにおけるよきリーダーとは、子どもに向き合い、気もちに寄り添いながらも、必要な制限を設け、子どもに道しるべを示す人を指します。

よきリーダーは、子どもの自立したい気もちを尊重し応援しながらも、自由に伴う責任の大切さも提示します。

また、子どもを頭ごなしに批判したり、子どもの意見を一蹴したりせずに、話し合いをもとに解決策を見つけだします。

次に、ほめ方の3つのポイントを紹介します。

ほめ方の3つのポイント

ほめ方には3つのポイントがあります。
1| 成果よりも、プロセスをほめる
2| もっと具体的にほめる
3| もっと質問する

この中でも2点、とても大切な考え方がありましたので紹介します。

成果よりも、プロセス(努力・姿勢・やり方)をほめる

子どもをほめるときに大切なのは、能力や性格をたたえるのではなく、取り組んでいる過程での努力や挑戦した姿勢、やり方を工夫した点などに言及し、励ましてあげることです。

大切なのは会話のキャッチボール

大切なのは、子ども自身がどう感じたか、どう思ったかということであり、親がどう思うかはそれほど重要ではありません。

質問するときは、「楽しかった?」など「はい」か「いいえ」で答えられるような広がりのない選択解答形式の質問は避けることが重要です。

「どういうものをつくったのか教えてくれる?」など、会話のキャッチボールができるような自由回答形式の質問をしましょう。

注意点:むやみやたらにコメントしない

本来子どもが求めているのは評価ではなく、何かを達成したとき、新しいことを発見したとき、嬉しいことがあったときに、大好きな両親や先生とそれを共有することなのです。
つまり、喜び・興奮・驚きなどといった感情を、大切な人と一緒にわかちあうことで、自分の居場所があるという感覚が生まれ、幸せな気もちになるのです。

叱り方で1番重要な点

本書を読んで私が一番重要だと考えるのは

「そうだったんだね」「わかるよ」から始める

叱るときは、共感から始めること

まず、「ダメ!」と口走る前に、子供が何をしたかったのか、何を言いたかったのかを理解し、ありのままの子供を受け入れたうえで手を差し伸べるということです。

なぜなら「ダメ!」「違う!」などの責める批判をしていると。子供は自分にはどうせできないという無気力感を覚えるようになり、次第に挑戦や成功意欲を無くしてしまいがちだからです。

ここが叱るときの一番重要なポイントだと考えます。

本書では他にも叱り方4箇条で紹介しています。
1| 「ダメ!」「違う!」をできるだけ使わない
2| 結果ではなく努力やプロセスに目を向ける
3| 好ましくない行動の理由を説明する
4| 親の気もちを正直に伝える

子供への声かけNG/OK【虎の巻】

まずはほめ方について、以下のスライドにまとめました。

次に叱り方についても以下にまとめました。

他にも、アクティブリスニングの仕方や具体例も記載されていすので、もっと知りたい方は本を手にとってもらえると嬉しいです。

これはあくまで理論ですので後はしっかり実践して、試行錯誤の中で子供の変化を肌で感じてみましょう!

あなたにとって良い情報になれば幸いす。