人生の目的【生き方・よりよく生きるための名著】
人生に目的はあるのか?
人は、いかに生きればよいのか?
と考えたことはありませんか?
本記事では、下記の内容を解説します。
目次
- 1.人生の目的
- 2.人生を素直な心で生きる実践10箇条
現在(2020/6/13)、世界全体で1日に3千人。既に42万人以上の方がコロナで亡くなっています。
そんな暗黒時代を生きるためには、辺りを照らす光を探すべきで、それを「希望」と呼ぶか、「人生の目的」と呼ぶか、はたまたは「信念」と呼ぶ人もいると思います。今回は、よりよく生きるため、人生の目的を考察した「人生の目的」本を紹介します。
直木賞、吉川英治文学賞など受賞してきた作家、五木寛之さんの著書です。
ではいきましょう!
1.人生の目的
人生の目的
この本の結論をいうと
人生の目的は、正確にはわからない。しかし「自分の人生の目的」を探すためには、生きなければならない。
生きつづけてこそ、目的も明らかになる。
です。
実際に起こった、いたたまれない事件から始まり、それを励ましや鼓舞することのない五木氏ならではの語り口調で書かれています。
簡単に内容を抜粋します。
・素晴らしい才能をもって生まれても、本人の努力、そして、その才能を育てる環境がないと才能は開花しない。
・強い意志とたゆまぬ努力により素晴らしい仕事をやり遂げた人も多くいる。ただ、勇気や努力、忍耐力などは、真剣に鍛えれば必ず身につくというものでもない。そう考えれば、人間には無限の可能性があるという言い方にはウソがある。
・人間は無制限に自由ではない。人間として生まれ、この地球上に生きていること自体が逆らえない私たちの運命だ。その意味では、私たちは1つの「運命の共同体」の仲間である。
・我々は、何があろうと運命と宿命を素直に受け入れて、生き続けるしかない。耐えて、投げ出さずに、生き続ける。そうすれば、運命と宿命が変化する場面に出会えるかもしれない。
思う通りにならないことが多い人生。
私は特に最後にある素直でいることに強い共感を得ました。
なので、私の人生で素直な心をつくるために参考にしている本を次に紹介します。
2.人生を素直な心でいきる実践10箇条
人生の目的でもあった、素直に受け入れる。ということをもっと具体的に表している本を紹介します。
素直な心になるために
一代で世界の松下電器(現:パナソニック)を築き上げた松下幸之助氏の著書。素直な心をやしない、高めるための実践法です。経営者の本ですが、人生の目的の本質にも通じる部分があったため紹介します。
2-1素直な心とは10項目
1.私利私欲や私心にとらわれない心
2.誰に対しても何事に対しても、謙虚に耳を傾ける心
3.万物万人一切を許しいれる、広い寛容の心
4.物事のありのままの姿、実相が見える心
5.広い視野から物事を見て、その道理を知ることのできる心
6.全てに対して学ぶ心で接しそこから教えを得ようとする心
7.自由自在に見方、考え方を変え、より良く対処できる融通無碍(ゆうずうむげ)の働きがある心
8.どのような物事に対しても、平静に、冷静に対処できる心
9.良いもの、価値あるものを正しく認識できる心
10.人間が本来備えている広い愛の心、慈悲の心を発揮させる心
2-2素直な心への実践10箇条
1.素直な心になりたいという強い願いを持ち続ける
2.自分自身を客観的に観察し、正すべきを正す
3.日々、自分の行いを反省し、改めるべきは改める
4.素直な心になるということを、絶えず口に出して唱え合う
5.自然と親しみ、大自然の素直な働きに学ぶ
6.先人の尊い教えに触れ、それに学び、帰依する
7.素直な心を養うということ自体を常識にする
8.素直な心になることを忘れないための工夫を凝らす
9.各々のすなおな心の実践体験の内容を発表し、研究し合う
10.素直な心を養う仲間同士で協力し合う
以前、ブログで紹介した中村天風氏の教えにつながるところがありますね。
まとめ
前半は、人生の目的とは第一歩は生きること
後半は、素直な心になるための実践10項目
を紹介しました。
冒頭にも書きましたが、現在、毎日世界で3千人以上が亡くなっているコロナ禍中のなか、ということもあり、今回「生」を改めて考えるきっかけになりました。生きること、生き続けること、そして素直に生きること。
これがまわりまわって、豊かに、幸せに暮らすことにもつながっていくのかなと思います。あなたもぜひ実践していただければ嬉しいです。